私の周りの友人達から強い勧めで今度、コンテストへ
投稿する写真を作り終えた私は願掛けに高尾山へ向かった。
自宅から2時間かけて到着した高尾山の麓(ふもと)には、
11月の半ばということもあり、山はすっかり鮮やかな色で
染まっていた。
麓からロープウェイに乗り山腹あたりにある
高尾山薬王院へ向かった。
そこには葉が真っ赤に染まった木や、緑色から黄色に、
そして橙色か赤色に染まっているGradation
(グラデーション)木がたくさん生い茂っていた。
私は紅葉の中でも特にグラデーションの色が
一番好きである。
単色とは違って「変化」を感じ取られるからである。
それは今の私自身がその色と同じだと思っている。
はなっから無理だろうと決めつけ、きょうびまで
コンテストへ投稿することにいつも躊躇っていた。
そんな私を周りの友人たちは見放すこともなく、
いつも力強くそして優しく励まし勧奨してくれた。
そんな温かい声をたくさんもらい、今まで
ネガディブな色で染まっていた私の気持ちを
ボジディブな色に染まろうとしている。
まさに、そのグラデーションになっている
紅葉の葉のように。
だから、その瞬間がとても美しいと思っているので、
一番好きなのである。
投稿の結果はどうあれ、私をここまで導いてくれた
友人たちに心底感謝しながら、ガラスのような
富士山に向かって、手を合わせて祈った。
※今回の掲載写真はコンテストへ投稿する
写真ではありません。