私と同じく耳に聴覚障害を持つ母は、
時々、この歌を手話で歌う。
上を向いて歩こう~♪
幸せなら手をたたこう~♪
これは昭和で活躍した歌手、
坂本九さんの曲である。
母は彼が歌う時の優しい笑顔に
心がときめくそうだ。
その坂本九さんは手話を使って歌を
歌ったこともあると教えてくれた。
彼は歌を通して、聞こえない人にも音楽の楽しさを伝え、
健常者との掛け橋を作ろうとしていたんだね。
しかし、1985年8月12日、飛行機の故障により
群馬県の御巣鷹山にて墜落してこの世を去った。
いわゆる日本航空123便墜落事故のことである。
彼が亡くなったことで手話の市民権が5年ほど遅れたと言われてる。
でも、彼の亡き後、私の母は今でも彼が残した歌を手話で楽しそうに歌う。
上を向いて歩こう~♪
幸せなら手をたたこう~♪
そんな楽しそうに歌う母を天国にいる坂本九さんが
見ていたら、きっと微笑んで一緒に歌ってくれるるかもしれないと
思い、上を向いてみたAOZORAでありました。
最後に、上記の写真は曹洞宗大本山永平寺別院 長谷寺の
お坊さんに撮影許可を得た上で撮影をしました。
ありがとうございました!
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