横浜の山下公園近くに「横浜人形の家」という
建物があります。
AOZORAは時々、そこへ行きますが、
入口付近にどことなく悲しい目で俯いている
人形があります。
その人形は野口雨情の童謡「赤い靴」に
登場する「岩崎きみ」である。
先述も述べた通り、野口雨情が作詞した「童謡」では
ありますが実話を基にしたそうですが(諸説あり)、
内容はとても悲しいものです。
童謡を簡単に説明すると北海道の開拓が厳しいため、
まだ幼き少女であったきみを養育のためにアメリカへ
渡米させたが、結核のために日本の孤児院で母親にも
会えず、そのまま亡くなる。
そんなことを知らない母親は娘は今アメリカにいると思い、
いつも娘の事をいつも想っている…と言うものだ。
実話か創作なのかはともかく、やはり母親ときみに
とっては、全く救いのないお話である。
だから、あの人形を見るたびにあの歌を思い出す。
でも、今は山下公園などに銅像を建てられ、
たくさんの人々達に親しまれて、もう寂しくないよ。
もう一人ぼっちじゃないよ。
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